「超高級タワマン」のトラブルに購入者が大激怒

 大手のデベロッパーが販売する東京都内のタワーマンションで建築上のトラブルが紹介されています。以下記事を抜粋

 「私はサラリーマンとして働いて、30年以上かけて貯めてきたお金と退職金をつぎ込んで、8000万円以上のこのマンションを買いました。私も妻も60代後半なので、余生は都心から離れた場所に住みたいと思っていたんです。あの有名な不動産会社と建設会社が手掛けているから、間違いない物件だと安心していました。でも、それは大きな間違いでした。苦労して手に入れたタワマンは欠陥だらけだった・・・・・

 上階の足音がうるさいということで、管理組合の一人が民間検査会社の『日本建築検査研究所』に調査を依頼したんです。最初は防音設備にだけ問題があると思っていたのですが、調査で次々に他の欠陥も見つかったんです」 Tさんが本誌に提供した『建物調査報告書』は、全44ページにわたって重大な「施工不良」の実態を明らかにしていた。・・・・・

 「両社は『設計図通りに変更する』と言い、補償はこれから協議をしていく予定です。・・・・前出の岩山氏もこう指摘する。  「そもそも購入前に見せられていた設計図通りに工事が行われていなかったことが大問題です。手抜き工事も甚(はなは)だしいと言っていいと思います。 『FRIDAY』2021年6月18日号より